錫 再生・買取
錫(スズ)は融点が低く比較的無害な金属材料として、スズ単体、または、合金の成分として古来から広く用いられてきました。
スズを含む合金としては、鉛との合金であるハンダ(最近は鉛フリーのハンダが増えてきており、錫が主成分になることが多い)、銅との合金である青銅が代表的です。
スズ単体についても、適度な硬さがあり加工もしやすいため、アルミニウムが安価に生産されるようになるまでは食器などの日用品やスズ箔として広く用いられてきました。
錫 買取の際の注意事項
買取の際は成分分析をして単価が決まりますので、預かり検収となります。
品目詳細
錫インゴット(錫塊)
純錫で錫成分が100%に近い錫の地金。フォーナイン(錫99.99%)やスリーナイン(錫99.9%)等がある。
錫棒 錫線
成分が錫でできている。棒状や線状の物で、ハンダや鋳造の原料として使用されています。
錫ボール 電極アノード錫板
主に錫鍍金様に使用。以前は有鉛ハンダ鍍金が多く普及していたが、鉛フリー化で錫鍍金が代用されている。電気部品の電線やブスバーなどに錫鍍金が施される。
錫食器
錫100%の錫器もありますが、非常に柔らかいので、錫が90%含まれており、銅(Cu)やアンチモン(Sb)が含まれています。昔は鉛(Pb)が含まれている物もありました。 錫とアンチモンの合金はピューター(Pewter)と呼ばれ、マレーシア等のお土産で多く使われています。ピューターで作られた花瓶、像、置物、食器、アクセサリーがあります。
メタリコン錫
錫のメタリコン溶射の際にでる滓で、亜鉛との合金等もある。
錫流れ
錫ハンダ等を行った際の流れ屑。
錫滓 錫ドロス
錫ハンダ等を行った際のはんだかす、ハンダ漕からでる酸化物。
錫スラッジ 錫汚泥
ブリキメッキ、錫化合物、錫合金工場、メッキ工場や、電子基板工場などから発生する、錫含有の汚泥スラッジ。
錫灰 錫粉 ショット粉
錫含有の粉体状の物、ショットブラスト後の廃棄粉等。
酸化錫(SnO2) ITO
酸化錫と酸化インジウムの化合物がITO(酸化インジウムスズ)と呼ばれ、主に液晶テレビ等に使用されている。ターゲット材として。
ホワイトメタル バビットメタル
主に軸受合金として使用されており、錫(Sn)、アンチモン(Sb)、銅(Cu)、鉛(Pb)、亜鉛(Zn)等の成分で構成されている。減摩合金ともよばれる。