買取が可能なバッテリースクラップ 2023年5月

バッテリーは非常に便利で有線で電気を供給するときのストレスから開放してくれます。移動しながら使うものや軽いものなどにケーブルで電気を供給している場合は引っかかったり絡まったりの煩わしさは誰もが経験してきたことでしょう。
しかしバッテリーをいざ廃棄する状況になった時も困ったという経験もあると思います。
このブログでは2023年5月でのバッテリーのスクラップ買取の可否や廃棄する際の注意点などをまとめてご案内していきます。

1 各電池のスクラップ可否一覧

各電池のスクラップ可否一覧 2023.5
種類 記表 買い取り条件 各自注意点
リチウムイオンバッテリー 00 携帯電話用 Li-ion 00 高価買取可能 携帯電話で使用されているもののみにしておく
リチウムイオンバッテリー 00 Li-ion 00 買取可能 「Li-ion 00」表記があるもの 表記がわからないものや00表記がないものは混ぜないように
リチウムイオンバッテリー 00以外 Li-ion 10,Li-ion 20,Li-ion 30 買取不可 他買取が可能な商品と混ぜてしまうと全て買取不可になってしまうので混ざらないように注意
ニッケル水素バッテリー Ni-MH 買取可能  
ニッカド電池 Ni-Cd 買取可能  
鉛バッテリー Pb 買取可能 中の液体が溢れることを防ぐ為に天地を逆さにしないでください
鉛シールドバッテリー Pb 買取可能な場合あり 買取単価が付きにくい為、無償回収になる場合がほとんどです
ボタン電池,乾電池類 ボタン電池,マンガン乾電池,アルカリ乾電池 等 買取不可  
ハイブリッド車用のバッテリー   メーカーにより買取可能 車種を事前にお問い合わせください
アシスト付き自転車用のバッテリー Li-ion 00 買取不可 Li-ion 00系であっても買取不可になります

2 廃棄についての注意

バッテリーを廃棄するにあたっての注意点がいくつかあります。スクラップ買取が可能な物でも廃棄方法に誤りがあると費用がかかったり取り扱いできなくなったりします。

2-1 種類別に分ける

バッテリーに限らずスクラップや廃棄物は種類別に分ける事を勧めます。無駄な費用を削減できたり、買取金額のアップに繋がります。ただし、どのような種類で分けるのかはわからないことも多いと思いますのでその場合は廃棄したい物の写真などと一緒にお問い合わせ下さい。

2-2 水に濡らさない

バッテリーによって電極を繋いでしまうとショートして発火の原因になります。モバイルバッテリーなどの事故も度々聞かれます。濡れた状態では取り扱えない場合もありますのでご注意ください。

2-3 過度な衝撃を与えない

バッテリーに過度な衝撃を与えると内部の液体が漏れ出したり、火花が出ることもあります。ご自身の身体にも関わりますし、火事の原因にもなりますので、なるべく廃棄時にも使用時と同じような取り扱いを心がけてください。

3 各バッテリーのスクラップの説明

ここからは各バッテリーごとに細かく紹介していきます。

3-1 リチウムイオンバッテリー 00系 携帯電話用

上記の通りリチウムイオンバッテリーは00系のみスクラップ買取が可能です。そして00系かつ携帯電話に使用されていたバッテリーは他の00系よりも高価買取になります。分けていただくことで買取単価が上がります。

携帯電話用リチウムイオンバッテリー

買取に関してはある程度重量が必要になりますので携帯ショップなど回収ができる業種の方はスクラップで出されることが良いでしょう。少量で発生した場合は買取単価はつきませんが廃棄自体は可能なので弊社にご連絡いただければ回収いたします。
バッテリーは衝撃や水によって発火する恐れがありますので必ず絶縁や密封など保管の注意が必要です。携帯電話ごと廃棄の場合は取り外さないほうが無難な場合もあります。お問い合わせの際にご相談ください。
ただしアシスト付き自転車用のバッテリーは買取できません。

3-2 リチウムイオンバッテリー 00系

上記の通りリチウムイオンバッテリーは00系のみスクラップ買取が可能です。00系の携帯電話に使用されていたバッテリーは他の00系よりも高価買取になりますので混ざらないように注意してください。
買取に関してはある程度重量が必要になります。少量で発生した場合は買取単価はつきませんが廃棄自体は可能なので弊社にご連絡いただければ回収いたします。
バッテリーは衝撃や水によって発火する恐れがありますので必ず絶縁や密封など保管の注意が必要です。お問い合わせの際にご相談ください。

3-3 リチウムイオンバッテリー 00系以外

以下のリチウムイオンバッテリーは買取できません。「Li-ion 10」「Li-ion 20」「Li-ion Mn」「Li-ion Ni」「表記なし」。有償での取り扱いは可能です。
必ず00系と混ざらないように注意してください。

3-4 ニッケル水素バッテリー

上記の通りニッケル水素バッテリーは買取可能です。他のバッテリーと混ざらないように注意してください。

ニッケル水素バッテリー

買取に関してはある程度重量が必要になります。少量で発生した場合は買取単価はつきませんが廃棄自体は可能なので弊社にご連絡いただければ回収いたします。
バッテリーは衝撃や水によって発火する恐れがありますので必ず絶縁や密封など保管の注意が必要です。お問い合わせの際にご相談ください。

3-5 ニカド電池

上記の通りニカド電池は買取可能です。他のバッテリーと混ざらないように注意してください。

ニカド電池

買取に関してはある程度重量が必要になります。少量で発生した場合は買取単価はつきませんが廃棄自体は可能なので弊社にご連絡いただければ回収いたします。
バッテリーは衝撃や水によって発火する恐れがありますので必ず絶縁や密封など保管の注意が必要です。お問い合わせの際にご相談ください。

3-6 鉛バッテリー

鉛バッテリー
上記の通り鉛バッテリーは買取可能です。中身が溢れないように保管に注意が必要です。鉛シールドバッテリーとやや形が似ていますが混ざらないように注意してください。
大量の鉛バッテリーを買取ご希望の場合、パレティーナもしくはパレットでの納入をお願いしています。お問い合わせの際にご案内します。

3-7 鉛シールドバッテリー

上記の通り鉛シールドバッテリーは買取または無償回収が可能です。中身が溢れないように保管に注意が必要です。鉛バッテリーとやや形が似ていますが混ざらないように注意してください。
大量の鉛シールドバッテリーを買取ご希望の場合は事前にお問い合わせ下さい。

3-8 ボタン電池、マンガン乾電池、アルカリ乾電池

ボタン電池
買取できません。地方自治体での廃棄方法で廃棄してください。
弊社で廃棄希望の場合は事前にお問い合わせ下さい。有償になりますが条件により費用も変わってまいります。

3-9 ハイブリッド車用のバッテリー

買取可能なものと出来ないものがあります。お問い合わせの際に写真を添えていただくと返答しやすくなります。

3-10 アシスト付き自転車用のバッテリー

リチウムイオンバッテリーの00系もありますが買取できません。

4 その他バッテリーや電池が含まれる製品の廃棄について

バッテリーや電池が内部に入っている場合は商品によってスクラップの方法が変わってきます。買取ができるバッテリーが搭載されているもの、買取できないバッテリーや乾電池などが使われているものなど挙げていくとキリがありませんが、代表的なものを紹介します。

4-1 UPS

UPS(無停電電源装置)は鉛シールドバッテリーが入っています。そのままでも取り外した状態でも取り扱いは可能です。買取単価は期待できません。

4-2 ノートパソコン

ノートパソコンは中にバッテリーが入っていますがそのまま廃棄も可能です。データ流出を防ぐためにHDDの破砕処理は行っておくと良いでしょう。

4-3 スマホ、タブレット、モバイルバッテリー

基本的にそのままの状態で廃棄されると良いでしょう。水没や過度な衝撃は発火の恐れがありますのでご注意ください。モバイルバッテリーはどの種類が使われているか上記を参考に事前に確認しておいてください。

4-4 コードレス家電(掃除機、電話機、ゲーム機など)

コードレス家電は商品によりスクラップ買取できるものが変わってきます。バッテリーが取り外しできる物はバッテリーのみがスクラップ対象になることもあります。廃棄の際は事前にお問い合わせ下さい。ただし最終的には現物判断になります。

4-5 デスクトップパソコン

デスクトップパソコンはバッテリーは入っていませんがマザーボードにボタン電池が使われています。解体した状態でスクラップにする際はボタン電池を取り外した状態にご準備ください。何も解体しない場合はそのままで大丈夫ですがHDDのデータ消去をされた状態でスクラップにされることをお勧めします。なおHDDの破砕依頼をされる場合は費用がかかります。

4-6 据置型ガスコンロ

据置型ガスコンロはセンサーなどを乾電池で作動させています。スクラップ買取での扱いが難しくなったガスコンロですが電池の取り外しは必須です。

5 まとめ

長くなりましたがバッテリーのスクラップについては以下の通りです。
  • リチウムイオンバッテリーは買取できるものとできないものがある
  • バッテリー内蔵の製品は解体しない方が扱いやすいものがある
  • バッテリーに限らずスクラップ買取にはある程度の物量と選別が必要
  • バッテリーは衝撃や水没で火災の原因になるので注意
日々取り扱いの可否が更新されていくスクラップ品ですので廃棄の際はお気軽にお問い合わせください。

お気軽にお問い合わせください

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。